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付録A

4章サブネットワーク層のプロトコルとサービス

4. サブネットワーク層のプロトコルとサービス
4.1 アーキテクチャ
VHF空地(A/G)サブネットワークで使用されるサブネットワーク層プロトコルは、公式にはサブネットワーク・アクセス・プロトコル(SNAcP)と呼ばれ、以下に記載されたものを除いて、lS08202に適合するものとする。本書では、SNAcPをサブネットワーク・プロトコルと呼んでいる。本書と引用仕様書との間に相違がある場合には、本書が優先するものとする。空地(A/G)インタフェースにおいては、航空機サブネットワーク・エンティティはDTEとして、また地上サブネットワーク・エンティティはDCEとして機能するものとする。
4.1.1 アクセス・ポイント
サブネットワーク・サービス・アクセス・ポイント(SNSAP)は、サブネットワーク・データ端末装置(DTE)アドレスによって、独自に識別されるものとする。
SNSAPは、サブネットワーク依存収束プロトコルに対するサブネットワーク・サービスを定義するサービス・プリミティブによって使用されるサブネットワーク結合点(SNPA)を定義するものとする。
4.2 サービス
本項は、サブネットワーク・サブレイヤによって提供されるサービスについて規定している。そのサービスは、抽象的に記載されており、特殊な実行を強制するものではない。サブネットワークによってサブネットワーク・サービス・ユーザに提供されるサービスには、4.2.1項から4.2.4項に記述される機能が含まれるものとする。
4.2.1 サブネットワーク・コネクション管理
IS08208のさまざまなパケット・タイプ、手順及びファシリティが、サブネットワークを介したコネクションの確立、終了及び管理に使用されるものとする。コネクション・ステータス情報は、コネクションの両端で管理されるものと1する。また、サブネットワーク・ステータス情報は、各データ転送フェーズの伝送ごとに最小限の情報量が引き渡され、かつサブネットワークの地上システム運用管理が最大限に活用されることを保証することが最重要であるものとする。

 

 

 

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